24-25シーズンから変わるChampions League (CL)フォーマットについて調べてみた
24-25シーズンから変わるChampions League(CL)フォーマットについて調べてみた
概要
最近、これが正しい、これは間違っているというCLフォーマットについて色々とニュース記事をさらってみました。
先に結論をいうと、プレチャンさんで紹介されているフォーマットが正しいようです。
今回いくつかのニュースソースをもとに改めて説明をしていきます。
今回確認したニュースソース一覧
今回引用してきたのは以下の4つのニュースサイトです。
基本的にChampions LeagueはUEFA主催ですので、記事としては古いですが2022/5/10に投稿されている記事が正と判断し、その詳細情報をほかのニュースソースから抜き出すような形でまとめています。
なので一部ニュースサイトの誤植、UEFAによる変更などありえますので、最新情報が入り次第こちらも更新していきます。
今回この記事では、フォーマットの変更内容とそれによるメリット、デメリットをThe Athletic, ESPNの見解をまとめてご紹介します。
UEFA approves final format and access list for its club competitions as of the 2024/25 season | Inside UEFA | UEFA.comwww.uefa.com
How the new Champions League format works - The Athletictheathletic.com
Champions League set for major changes from 2024/25: Everything you need to know about how the new format works | FourFourTwowww.fourfourtwo.com
Champions League format: How it will work from 2024-25 - ESPNwww.espn.co.uk
フォーマットの変更内容
主な変更点は以下になります。
変更内容詳細
参加クラブ数
まず今回のフォーマット変更における大きな変更点の1つが参加クラブ数です。
これまで32クラブだった参加クラブが36クラブに変更となります。
32クラブについては現行と同じくUEFAカントリーランキングによって各国に割り振られます。
ただしそこにも細かいルールがあるのでまとめて説明します。
現行ルール
最初の24クラブ
繰り上がり
以下の2パターンの場合は繰り上がりが発生します。
- CL優勝クラブが自国リーグでCL出場権獲得
- UEFAカントリーランキング11位の優勝クラブが出場権獲得
- EL優勝クラブが自国リーグでCL出場権獲得
- UEFAカントリーランキング5位のリーグで3位だったクラブが出場権獲得
24-25シーズンより変更部分
まず参加クラブ数が32 --> 36クラブへ増大します。
- (1枠)UEFAカントリーランキングで5位のリーグで3位のクラブ
- (1枠)UEFAカントリーランキング11位以下の優勝クラブの予選枠を4 --> 5に増大
- (2枠)前年度各国リーグごとのヨーロッパコンペティションでのパフォーマンス(獲得ポイント/出場クラブ数)の上位2リーグに振り分け(昨年でいうとイングランド、イタリア)
また各国の出場クラブ数はこれまで上限がありました。
まとめると
まとめると来年以降は参加クラブは以下のようになります。
グループステージ(リーグステージ?)
恐らく一番変更が大きいのがこちらの現在のグループステージでしょう。
こちらも現在のフォーマットと比較して説明していきます。
(現在)グループステージ
現在のグループステージでは32クラブを4つのポット(ポット1~4)に分け、それぞれのポットから1クラブを選ぶ形で、4クラブ x 8グループの組を作り、 その中でHome&Awayでの総当たり戦を行います。
ここでポット1はCL/EL優勝チーム + 各リーグ優勝チーム, ポット2以降はUEFAクラブ係数によるランク順になります。
各グループの1,2位がそのままノックアウトステージ(ベスト16)に進み、3位のクラブはELのノックアウトステージPlayoffへと進みます。
(24-25以降)リーグ戦へ移行
どうやってやるの?
24-25以降は参加する36クラブが全て1つのリーグの中で戦う"Swiss System(スイスドロー)"という方式になります。
リーグとしては36クラブいますが、実際に試合するのはその内8クラブとのみでHome4戦、Away4戦になります。
ただ、ここで紛らわしいのはSwiss Systemと言いながら、チェスのように毎試合組み合わせが決まるのではなく、全てのグループステージの試合日程はシーズンの始めに決まっています。(ESPN記事によるとConcacaf Nations Leagueと同様のフォーマットになるとのこと)
なのでシーズン始めに決まった8チームとHome, Awayを戦い、その勝ち点、ゴール数をもとに1つのリーグとして順位を決めていきます。
次のステージに行くクラブは?
次のノックアウトステージへ進めるのはこれまで通り16クラブです。
まずリーグ全体テーブル上位8クラブがそのままストレートインになります。
残りの8クラブについては9 - 24位のクラブがHome & Awayでのplayoffを戦い決まります。
その後はこれまで通りラウンド16, 準々決勝, 準決勝はHome & Awayで戦い、決勝が一発勝負になります。
準決勝も一発勝負にする、という意見も出ているようですが、こちらはまだ来年度に適応、とはならないようです。
以下に簡単に図にまとめてみました。
この変更によるメリットは?
この変更によるメリットは純粋にCLへの出場のしやすさです。
今回のフォーマット変更に合わせて各国の出場クラブ上限が引き上げられました(これまで最大5クラブ --> 7クラブに)
群雄割拠になっているプレミアの各クラブとしてもこの最大7クラブ出場への変更は嬉しいでしょう。
この変更によるデメリットは?
逆にデメリットは試合数の増加です。
これまでよりも2試合も増加し、かつ新しい方式により試合強度も上がることが懸念されます。
これまで以上に選手のコンディション管理が重要になりそうです。
まとめ
というわけで以上をまとめると来年度以降は以下のとおりとなります。
参加クラブは36クラブに増え、以下の条件で選出されます。
ノックアウトステージ前のラウンドはリーグ戦に移行し、Home, Awayそれぞれ4試合、計8試合を戦い、36チーム全体で順位が出ます。
対戦相手はシーズン始めに決定します(Concacaf Nations Leagueと同様)。
この順位の内、上位8クラブと9-24位のplayoff勝者8クラブの計16クラブがノックアウトステージに進みます。
ノックアウトステージ以降はこれまでと同じく準決勝までHome & Away、決勝のみ一発勝負です。
最後に
というわけで来年度からのCLフォーマットについて調べて見ました。
UEFAの発表から結構時間が経っていますが、媒体によって若干の違いがあることからUEFAからの正式なアナウンスまではどうなるか注視する必要がありそうです。
また最新情報を取得した際はこちらに追記させていただきます。
ぜひともフォーマットが変わる前のCLでトロフィーをわが軍には掲げてほしいものです。
Once a Gooner, Always a Gooner.
ではでは。